糖尿病の合併症
2019年01月11日
さて今日は糖尿病の合併症についてです。
医師の中では基礎として教え込まれるのが、3大合併症です。
1,糖尿病網膜症
2,糖尿病腎症
3,糖尿病神経症
眼科的に言えば、糖尿病で合併してくる疾患は、
白内障、緑内障、網膜症。結構なんでもござれで、糖尿病の方は眼科と縁が切れません。しかも糖尿病と一度診断されると治ることはないので、診断されたら今後、
どうやって血糖値をコントロールしながら生活していくか。ということになります。
目もそうですが、白内障は手術で治せても、緑内障はなってしまうと治ることがないので、どれだけ進行を抑えていくか、ということになります。
糖尿病網膜症になると、初期は点状出血で経過を診れますが、白斑や硝子体出血など眼底の出血が起こるとレーザーをして病状を落ち着かせないといけなくなります。
網膜症が進むと網膜の中心の黄斑が腫れてしまったり、硝子体手術をして出血や増殖膜、網膜剥離を治したり、ということになり、それでも進行してしまうと失明に至る可能性があります。
どうしたらこう言った状態まで行かさずに済むかというと、
定期的にちゃんと眼科、腎臓内科、糖尿病内科に見てもらうことです。
目で言うと、「わしは視力が1.0あるから大丈夫じゃ」と思っていても、知らないうちに進んでいることがあります。そこが怖いところです。
しっかり定期検査を受けて、適切な治療をしてもらいましょう。